お湯を注いで3分待てば、あっという間に美味しそうな湯気を噴き出しながら姿を現す“カップ麺”。今まで1度もカップ麺を食べたことが無いというような方は、ある意味国宝クラスなのではないでしょうか?
若者からご年配の方まで、幅広く愛され続けているカップ麺は、値段も90円代~数百円内に収まっていることも人気のポイントなのでしょう。
また、ただお湯を注ぐだけで出来あがるという超シンプルでいながらも高い完成度を誇る姿が、長年愛され続けてきた秘訣なのでしょうね。
特に一人暮らしをされているような方にとっては、カップ麺ほどありがたいものはないでしょう。「仕事でくたくたに疲れているけれど、給料日前まで節約しなければいけない…」そんな時の救世主がカップ麺ではないでしょうか?
100円くらいでお腹いっぱいにすることができ、しかもすぐに温かい食事が食べられるという魅力的な食品ですものね。まさに科学の力の集結体と言って持ち上げたくなってしまう程に、カップ麺の仕組みは素晴らしいでしょう。
しかし、残念なことに…カップ麺は油で揚げた麺を使用しているものが多いので、通常の食事をするよりもカップ麺1杯の方が高カロリーになってしまっている場合もあるので、いくら“忙しい”“節約したい”と計算した上であっても…特にダイエットを志す方にとっては日常食生活にカップ麺をレギュラー登場させるのは良くないでしょうね。
「他の食品を口にしていないから、体重は変わっていない!全然大丈夫!」…そんな強気な発言をして、カップ麺入りびたりの生活を続けてしまっては、必ず体型が崩れてしまうと断言しても過言ではないかと思います。
カップ麺生活でも体重が変わってないと言い切って安心されてらっしゃる方は、電気屋さんなどのお試しでも置いてある“体脂肪計”で、自分の体脂肪率を計ってみましょう。
カップ麺生活に入る前よりも…体の中にこびり付いてしまった脂肪の割合が大きくなってしまっている危険性もあることを分かって頂きたいですね。
カップ麺は時々食生活に登場させる…レベルが丁度いいでしょう。カップ麺には色々な乾燥具材が入っているものが多いので、お湯でふやけて大きくなった具材を見れば、何となく色々な栄養も取り込めているような気分になってしまいますが、実際には皆さんが思うような栄養素はないでしょう。
偏った栄養バランスの食生活をしていては、健康にも支障をきたしかねません。十分に注意をして、自分自身で上手にコントロールしていきましょう。
“カップ麺ダイエット”なんて存在しませんからね?市販のカップ麺だけを食べ続けるようなダイエットは、ダイエットとは言いません。ただの“偏食”です。
カップ麺やインスタントラーメンを好まれるダイエッターの方は、油揚げではないノンフライタイプのものを選択するよう意識してみましょう。
また、家でラーメンを作る場合は、ちょっと手間がかかっても野菜をふんだんに合わせて頂くことをおススメします。
たっぷりの野菜を加えることで余分な脂もお腹の中でまとめて排出してくれる作用も期待できるので、カップ麺を好んで食べる方用の立派なダイエット方法と言えるのではないでしょうか?
頻度、量、栄養バランスに気を付けて、少しずつでも確実なダイエット効果を意識していくことが、本格的なダイエット生活の幕開けとなるでしょう。